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両のコスプレ衣装制作日記12
シスター・アベリーナ編
その2


2005年7月23日 金曜日
以前作ったアベリーナの衣装はそのまま、
アベルの衣装に改造したのだった。

だが再びアベリーナをやりたくなったので再度作ることにする。
といってもある程度前回の物がそのまま残っているので、実際に作る必要があるのは、
服、十字プレート、クサビの3つだけである。


アベリーナの衣装をアベルに改造したと人に言うと、
なぜアベリーナの衣装がアベルの衣装に改造できるのだと
ツッコミを入れられる事もあるので、ここではアベリーナの衣装の作り方を
詳細に説明しよう。

その前に断っておくことがいくつかある。

アベリーナの衣装はシスター服なのであるが、
最初から後に神父服に改造する事を意識して作るのと、あまりにもシスター服らしくなると
マジで女装してるみたいで恥ずかしいという問題点があるのを踏まえているので、
かなりシスター服とは遠い衣装が完成する。つうかシスター服みたいにみせかけている神父服を
作るといったほうが正解かもしれない。
なのでシスター服の作成の参考になるかなと思っている人は残念ながら全く参考になりません。

衣装が黒なので写真の立体感じよくわからない。
なのである程度裁縫しっている人じゃないと、何がどうなっているかよくわからないと思う。
そういった方はまずは忠勝編を読んで私がやっている裁縫という物がどんな物かを学んできて欲しい。
というか忠勝編とやっている事は大差ない。

あと一番重要なのを、
自分の裁縫はあくまで我流、てきとうに本読んで覚えただけ。
ちゃんとした裁縫を学びたいなら、本でも買ってそれみて覚えた方が
絶対マシだということを断っておく。
なんせ、自分裁縫は好きになれないんで、結構いい加減にやっている。
なのでこのページ読んで覚えられるのは裁縫ではなく、
私がやっている裁縫のような物である。
正しき裁縫は、世に多くのいい本がたくさんあるのでそこから学んでもらいたい。

では開始。


***服***
*裁断*
まずは布から裁断する必要がある。
ちなみに使うのはT/C綾無地とかいう布。
メーター600円ぐらい。シワが入りにくそうな感じだったのと手ごろな値段ということで採用。
これまで使っていた別珍はシワになりやすすぎて不便。

と、その前に厳密言えば型紙が必要な訳だが、
型紙はすでにあるので省略。
型紙に関しては服でもばらして作り起こすなり、
市販の型紙を改造するなりして使ったらよいだろう。
自分は自分で作り起こした型紙をずっと使いまわしている。
そして、今回使うアベリーナの型紙は前回のアベリーナの型紙を
多少修正した程度の物を使う事にする。

布を裁断するまえに確認事項が一つ。
布の表裏である。
どっちが布の表かわからねぇよ!といった場合の分かりやすい調べ方を
教えよう。
「あなたが表と思う方が表である」
と忠勝編で書いたが、実際には
「布のはしっこにいっぱい開いている小さな穴、その穴が突起している側が裏でその反対側が表」
という見分け方がある、と思っていたのだが、
最近になってどうやらこの見分け方も完璧ではないという事を教えていただいた。
そこで、完璧に見分ける方法を思いついた。その方法とは
「買った店で店員に聞く」
である。これなら間違う事ないだろう。以上。


ではまず袖の裁断からはじめよう。
当たり前だが袖は左右対称となっている。
こういう左右対称のパーツを切り出す際はまず布を裏を内側にして二つ折りにする。
そこに切り出す長さを考慮した位置に型紙を乗せて、
待ち針で布と固定する。この際待ち針を紙の端ギリギリに乗せない事。
2,3cm内側に乗せる事。なぜなのかは後で分かる。
尚、写真中赤の線が切り出し線である。
袖口付近は後にバイアステープをつけるので型紙のサイズそのものであり、
それ以外の場所は縫い合わせるので1cm程の余裕を持たせてある。
この1cmほどの余裕の部分をあらかじめチャコペンシル等でマーキングしてから
切り出してもよいのだが、私は面倒くさいのでそんな事せず直接切り出している。
緑の部分に注目してほしい、これが実際袖の付け根になるわけだが、
この部分左右対称ではないのが分かってもらえるだろうか。
激しく波打っている側が前側(胸側)となり、その逆が後側(背中側)となる。
自分は服の袖って前後対称だと思っていた時期があるのだが、
実際はこのような感じになっているので注意。
この辺は裁縫の本でも買って独自に勉強してもらいたい。

尚、以後写真中の赤線を切り出し線、赤の注釈を部位の名称、とする。



というわけで切り出し線に併せて裁断する。
裁断しても待ち針を抜いてしまわないよう注意。
次にやることは縫い合わせの線をマーキングする事である。
写真のように縫い合わせ部に両面チャコペーパーをはさみこみ、(なぞると色を写せるペーパー)
縫い合わせ線をローラーでマーキングする。
こうすることにより、2枚分(左右)に対称にマーキングが行える訳であり、かつ1枚1枚マーキングするより
てっとりばやくマーキングできるわけである。


マーキングが終わったら待ち針を抜いて型紙を外してよい。
尚、チャコペーパーのマーキングは結構消えやすいので、
不安な場合は上からチャコペンシルでなぞっておいたりするとよいだろう。

こんな感じに縫い合わせ線が布の裏側にマーキングされている事だろう。
黄色い線が縫い合わせのマーキングである。
以後、写真中の黄色い線は縫い合わせのマーキングとする。
※灰色の線があるが、両方の袖を重ねたらまっ黒なせいで立体感が分からなくなったので、
どこからが片方の袖かわからないのでその境界を書いただけで特に意味はないので、
考えないように。


次は前身頃(身頃とは袖以外の部分、服の本体部とでもいっていいだろうか、
つまり前身頃とは体の前半分側である)。
これも左右対称となるので、布を裏側が向き合うようにして2つにおって、
型紙を乗せて待ち針で留める。
切り出し位置は縫い合わせ部は1cm程型紙から離した場所とする。
バイアステープをつける場所は型紙の位置そのままである(ファスナー部とすそ部)


切り出したら袖と同様、両面チャコペーパーを挟んで縫い合わせ部をマーキング。


切り出しとマーキング完了。これより待ち針を外す。


待ち針外した。こんな状態。
先も述べたが黄色線は縫い合わせ線。


次は後身頃。ようするに背中側。
これは左右対称の1枚のパーツとなる。
布を裏側が向き合うようにして折るのは
先と同じだが、その後折り返した部分にあわせて型紙を乗せる。
そして裁断線に併せて切り出せば左右対称になる。
初心者の頃は型紙を半分側だけ作るのではなく両側にして作っていたので、
それを直接布の裏側に乗せて切り出していたが、間違いなくこっちのやり方のほうが
精度が高いと思う。


というわけで裁断完了。
この後両面チャコペーパーでマーキングしておく。(もう同じ事の繰り返しなので写真は省く)


次は袖の別パーツ。
これも端はバイアステープなので、二つ折りにしたものに
型紙のせてその端に合わせて切り出すだけ。


左右分で2セット切り出した。


最後は襟。
切り出してアイロンで折り目つけた状態。


上の写真だけだと訳が分からないと思うので絵で説明すると、
このような大きさに切り出して折り目をつける。
まず"a"の長さ、これは最終的な襟の高さ×2倍の長さ、
(言わなくても分かると思うが補足しておくと"a÷2"の長さが最終的な襟の高さ)
"b"の長さ。この部分は単なる折り返しになる。1cmあればよい。
"c"の長さ。これは前身頃の襟の長さ×2+後ろ身頃の襟の長さ+αの長さとする。
前身頃の襟の長さ+後ろ身頃の襟の長さそのものにすると、
もしなにかの間違いで長さが足りなかった場合やりなおしになってうっとしいので、
+α分長めにとっておいた方が無難である。
長めにとっておいて長かったらあとで切ればいいのだ。
(ここで、逆にそのやり方だと横端は折り返さなくていいのか?という疑問が浮かぶかも
しれないが、ここもバイアステープでくるむので切りっぱなしで問題はない。)
まぁとにかく下図のように切り出したら、まずは"b"部をアイロン使って折り曲げる。
そして真中から全体を二つ折りにして折り曲げる。


これにて裁断は終了。

*縫う*
では縫いを開始する。
まずは"かた"部の縫い合わせを行う。
前身頃の"かた"部と後ろ身頃の"かた"部の表側同士が
向き合うようにして重ねる。
そして縫い合わせ線上に待ち針を通して固定する。
しっかりと縫い合わせ線が前、後ろで重なるようにすること。
どんだけやっても重ならなかったらマーキングのミスが考えられるので、
まぁその場合はあまり深く考えず、適当な位置で留めておこう。
尚、この際の待ち針をとめる方向は後のミシンの進む方向を考慮して刺す事。


というわけで合わせ縫いを行う。
ミシンの使い方や基本的な縫い方等はさすがに説明しきれないし、さすがに中学の家庭科あたりで
それぐらいは学んだと思うので個人で調べてもらいたい。
一つだけ言っておくと、縫い始め、縫い終わりの返し縫ぐらいはしっかりやっておくこと。
先も述べたが、ミシンかけた場合の布進む方向(青矢印)と待ち針を抜く方向が
逆になるようにすること。そうしないとミシンかけながら抜くのが大変である。
端まで終わったら、糸切りバサミで縫い始めと縫い終わりの部分のはみでている
糸を切っておくこと。
なんか以外とこの縫い始め、終わりの糸を切ってない人が目立つ。
見栄えが悪いのもあるけど、こういうのをしっかり処理しないと何かにひっかかったりして
糸がほどける原因にもなると思うので忘れないようにしておきたい。


続けて端の処理。さっき縫った縫い合わせ部のとなりあたりを
ジグザグ縫いで縫っていく。2枚重ねてジグザグに縫ってしまえばいいだろう。
(写真だと色が目立たなくてさっぱりわからないので、縫い目を書いてみた)
ジグザグに縫ったら、ジグザグの縫い目の端にあわせて余分な布をハサミでカットしておく。
これで端の処理もOK。
端の処理もやっていない人が多いが、個人的にははしっこ処理しないとうっとしいし、
こうやって2枚併せてジグザグにしておけば、何かの間違いで縫い合わせの糸がほどけても
保険になると思うので絶対やるようにしている。まぁその分の糸は消費してしまうが。


というわけで、もう反対側の肩も同様に縫い合わせる。


さて次は慣れない内は難関である袖の縫い合わせ。
とりあえず肩を縫い合わせたので写真のような状態になっていると思う。
緑の線が先ほど縫い合わせた部分である。
(勘違いが無い様に言っておくと、下の写真の布は全て裏側を手前に向いている)
写真は左袖をつけようとするシーンである。
袖のつけ方の何が難しいかというと曲線になっているという点である。
まず最初にやるのは赤矢印同士の部分を、布表側が向き合うようにして待ち針で固定してしまう。
その後それ以外の部分を同様に布の表が向き合うようにして待ち針を合わせるのだが、
曲線になっているため、合わせずらいのだ。
時には布が余ってしまうこともあるがその場合はテキトーにひっぱったりとか、
それでも無理だったら諦めて、テキトーに折り曲げて無理矢理やっておく等の
手法を用いてなんとか乗り切ってもらいたい。
まぁちょっとぐらいずれてても問題ないでしょう、と私は思っている。
そんな目立つ物でもないしね。


待ち針とめた状態。
真っ黒なので訳が分からないので線を書き入れてみた。
黄色が縫い合わせ線でその上にある赤いのは待ち針(のつもり)
灰色の線はあわせた布の端っこ。
正直訳わからんと思うので忠勝編で同様の写真があるので
そっちをみてもらったほうがよい。これ


縫い合わせて、ジグザグ縫いした状態。
写真だともう何がなんだかわかんないなぁ・・・。


まぁちょっと写真だと分かりづらい部分もあるがこんな感じに袖を縫うのである。
続けて反対側も縫う。
両袖縫い終わったら次へ。

次は袖側の"わき"部と身頃側の"わき"部を一気に縫い上げる。
ここでポイントは縫う方向。
必ず身頃の裾側から袖の裾に向かって縫う事。
(写真の赤矢印の方向)
なぜかというと、そうしろと私が参考にしている本に書いてあるからである(笑
詳しい理由はよく知らんがそうしろという事らしいからそうしましょうw
距離が長いため、待ち針止める位置が後でがずれてきたりすると面倒なので、袖と身頃の
付け根(緑で囲った部分)を基点として留めておいて、そこから袖側、身頃側に待ち針通すとよいだろう。
ここの袖と身頃を基点にする限りは多少ずれていても問題ない。
逆にここがずれたまま縫い上げてしまうと少々着辛くなるだろう。
(まぁ微々たる物だろうが)


縫っていると途中、↑の写真の緑で囲った部分がやってくる。
この部分の袖の縫い合わせた部分はそのまま進行方向に逆らわせず
寝かしたまま縫っておけばいい。
これもそのようにせよと本に書いてあったから間違いない(多分)
(まぁ逆だろうとなんだろうとさほど大差ないとは思うが。)


両方の"わき"を縫い終わった、ためしに表向きに
ひっくりかえしてみた状態。
だいぶらしくなってきた。



ここまできたら襟。
最難関と言えよう。
さきほどつくった物をそのまま縫い付けてしまうと、
くにゃくにゃになってしまい見栄えが悪いので接着芯というものを入れる。
接着芯ってなに?っていう人のために解説すると、名前の通り芯である。
ただの芯ではない、表面に熱でとけるノリがついてて布にあてがった後
アイロンかけるとノリがとけて布くっつくという芯なのである。
片側だけがノリになっている物、両側がノリになっている物があるが、
今回の襟は、当たり前の話だが両側に布があるために、両側ノリになっているタイプを使う。
少々余談だが、とにかく衣装をしっかりと形づかせたかったらこの接着芯を裏につけると
良いようだ。私は面倒くさいので襟などの必要最低限の場所にしか付けてないが、
中には接着芯のロール(数十メートル)を購入するぐらいの人も居る程、接着芯ってのは
重宝されているようである。
接着芯は先の襟の絵でいうところの"a÷2"の長さより高さを若干短い長さに切り出す。
そして端の折り返し部のところに挟むようにしておく。
で挟んだらこの接着芯と襟の折り返した側を一度縫ってしまう。(赤線部)
こうする事により、接着芯がずれてしまわないため後の作業がやりやすい。
そんなことでいちいち縫ってたら縫い目が気になるよと思うかもしれないが、
どうせこの上にバイアステープを付けるので今回の衣装では関係ないのだ。
もっと楽にしたいというのであればその反対側の部分も縫っておくとさらに固定できて楽だろう。


ここで注意しておくと、はやまってはいけない。
間違ってもまだアイロンかけてノリを溶かしてしまわないように。
ノリを溶かすのは身頃側にくっつけてからである。

というわけで身頃のエリ部の縫い合わせ線に合わせながら
襟をハサミこんでいき、待ち針でとめていくのである。
これまた襟のマーキングは曲線になっており、
襟自体はまっすぐなので途中合わせずらくなったりもするが、
強引にでも合わせてやればよい。(と思う・・・)


この説明だと訳わかんねぇよという人のために図解を設けた。


というわけで待ち針で留めていき、はしっこまで
来たら(赤線の部分)あまった部分を切り落とそう。


というわけでこんな状態に。


というわけで待ち針さしおわったら、端まで縫う。
写真は縫い終わった状態。真っ黒で何が何か分かりませぬ・・・。


というわけで、ここまできたところでアイロンを当ててノリを溶かす。
なぜ先に溶かしてしまうといけないかというと、
言わなくてもわかると思うが、最初に両面をノリでくっつけてしまうと、
開くことができなくなって身頃側に挟みこんでいけないからである。


次は袖パーツ。
これも両面タイプの接着芯を入れてから端を縫い合わせた後に、
アイロンかけてノリを溶かす。
写真下側のは縫い終わってアイロンかけた状態。
続けてもう1個も縫っておく。


ここまできたところですっかり忘れていた事があった。
後身頃の裾のところから切れ目をいれておかなくちゃいけない。
というわけでハサミで切れ目を80cmほどいれておいた。



さてここまで来たら、バイアステープを縫う作業。
バイアステープとは写真のような物である。
よく縁取りで使ってあるやつ。
種類がいくつかあるが、これは元から二つ折りになっていて、
それを端っこに挟んでぬっていくだけで簡単に端の処理ができる。


絵で表すとこんな感じになっている。
さっき作った襟を思い出してほしい、あれと同じような物である。
自分で布を切って作る事もできるが、面倒くさいので市販のバイアステープとする。
3mで220円だった。


では縫おう。
で、バイアステープの縫い方なのだが、これが私自身疑問。
1本のやつをズーッと端に沿わせて縫っていっている人が多く見受けられる気がするが、
それをやると角の部分で折り曲げるのが面倒くさいので私はまず、
1方向だけを縫う。(自分の場合は縦から)
その際、写真のように端はきりっぱなしでいい。その上から後で横方向のバイアスを縫うから、
きりっぱなしの状態が剥き出しになることはない。
(現実は1本のやつでズーッと縫っていくのが普通の様であるのでこれはあくまで我流である。 2006/04/10 記)


というわけで1方向(縦)のみ全て縫い終わったら次は、
もう1方向(横方向)。
今度は端っこが切りっぱなしじゃいけないので、
このように少し折り返してから布にあてがい縫っていく。
[

これは後ろ身頃の切れ目の部分。
こういう部分は当然端を折り返しておくこと。


で、そのままだと切れ目が裂けてくるといやなんで、
自分の場合はこのように2枚を重ねてしまい上から縫い合わせている。
これで裂けてくるようなことはないだろう。
見栄え悪いのではと思うかもしれないけど個人的には気にならない。


というわけで全体写真。
これは縦方向のみ縫った時点での状態。


で、横方向も縫った状態。


袖のパーツももちろんバイアステープ。
これでバイアステープ縫い付け作業は終わり。
全部で9メートル程使った。
服だけでこれだけ使うので神父服+ケープを作る場合等は
さらに3メートルほどいるだろう。
このバイアステープ、とにかく思った以上に消耗するので、
神父やシスターを作るなら15メートルぐらいは準備しておきたい。


えー、ではこれよりトリブラ衣装の袖について解説。
トリブラ衣装の袖は折り返しているのではない。
あれは別パーツである。
みんな気付いてて折り返しているのだろうとは思うけど、
自分自身最初はきづいてなかったので説明していこう。

恐らくはこのような状態に折り曲げて、


このように袖にあてがう。
挿絵等で確認する限りこういう状態のはずである。


いやまぁ、別にどうだったいいんだけど、自身てっきり最初は
ただの折り返しだと思っていたんで、それに気づいていない人が居るといけないので、
解説してみた。

では続き。写真上図のような状態にしたとして、そのままだとあたりまえだが
とれてしまうのでくっつける必要がある。
前のアベリーナでは両面テープでくっつけていたが、別に後で外す必要も
ないので今回は縫い合わせてしまう。このように。
糸が白なのでどこを縫ったかわかるだろう。
尚なぜ一番下端まで縫ってしまわないのかというと、


このように本体部の袖部と袖パーツとの間に隙間ができないと、
くっついてるように見えて結局折り返しているようにしか見えないから。
ていうかもうすこし本体部の袖が袖パーツからはみ出るような感じにしたほうが
見栄えがよかったかな。まぁいいや。


*その他*
袖部のマーク。
赤い合皮を切り出して白マジックで端を塗ったものをボンドG17で
貼り付けた。
ちなみにこのマーク自体は実は以前作ったアベリーナの衣装をアベルにする際に
はがした物をとっておいたのでまたそれを貼り付けただけw


次は垂れの部分。垂れってよべばいいのかな。
よくわからないが。
前作ったアベリーナのやつがあるのでそれを流用するわけだが、
前のは装飾目的のホックボタンでそのまま本体にくっつけていたわけだが、
また同様にホックボタンをつけるのは('A`)マンドクセなんで
今回は片側を服本体に縫い付けて、片側をマジックテープにしておいた。


袖のハトメ打ちを行った。計8個のハトメをハトメ打ちで打つ。
そしてそこに紐がとおっているのだが、
この紐を表現するために自遊自在を使った。
自遊自在だとその名の通り自由自在に変形できるので非常に
取り回しがよいのだ。


2005年7月28日 木曜日
***服***
*その他*
服にファスナーを付ける作業。
ていうか本当なら垂れをつける前にファスナー付けたかったのだが、
ファスナー買い忘れていたので今日になった(笑
ファスナー付ける時はミシンの押さえを、写真のファスナー押さえに
変えておくとよい。普通の押さえだと大きすぎてファスナーの歯に当たってうまく縫えないが、
ファスナー押さえは小さいので歯に当たらないという訳である。
尚、ファスナーを縫う際にはファスナーの表側、裏側の向きに注意したい。
たまに誤って裏向きにつける事がある。
(私がアホなだけかもしれないが。)


ファスナー取り付け完了





「やらないか」






というわけでとりあえずこんな感じに。




***ロザリオ(首元パーツにぶらさがっている方)***
以前はプラ素材で作ったが今回はライオンで作る。
ライオン5mmに以前作った時の設計図を転写する。
そしてカッターで切り出し。
  

切り出したらフチどりをホットボンドで行う。
これで後は塗装するだけ、あ、いやプレートとの装着用にリングをくっつけないといけなかったか。
まぁ今日はこの辺でいいや。
いやぁしかしプラ素材で作ったら2,3時間かかるだろうものが物の20分ぐらいで完成した。
軟質素材は本当楽チンだなぁ。


2005年7月30日 土曜日
***クサビ***
*整形*
これまではキャストでクサビを作ったわけだが、耐久性の問題、
取り付けの問題、そもそも形が気に食わない等気になる要素ばかりなので、
今回は自分が使いなれた物で作り直す。
というわけで素材は主にライオンボードと自遊自在を使う事にする。

自分でいうのもなんだが、今回のクサビの作成はトリブラレイヤーさんにとって
かなり参考になるんじゃないかなと思うんで、全く同じ物が作れるように、
長さまで詳細に記しておこう。
では開始。

尚、クサビのデザインはよくみると両面に同じ物があるわけだが、
アベリーナは両面にあったところでそれが見えないデザインなので、
片面用を30本程度作ることにする。
(というか両面が必要なのってAxのケープだけだと思うけど)

まずはクサビの先っぽの部分を作る。
これは1cm厚ライオンボードを1.5cm×2.5cmに切った物を
カッターナイフで整形した物である。
整形はカッターでの手作業なので一つとして同じ形の物が無い。
個人的にはトリブラは同じパーツでもちょっとぐらい形が違ったほうが
それらしい気がするのでこれでいいかなと。
写真左が作ってる途中で、右が作り終わったところ。
1個作るのに1分ぐらいかかる・・・。
  

次は芯の部分。
これは自遊自在3mmの金色ラメ色を使う。
(この金色ラメはさわっていると手につくのであまり使いたくないのだが、
それらしい色のやつがこれしかなかった。)
なぜ自遊自在なのかというのは後に分かる。
長さ9cmに切り出し、端から2.5cmの部分にマーキングをしておく。(指で指している部分にマーキング有り)


切り出した自遊自在を先のマーキングを中心にして、ペンチで折り曲げる。
この時しっかりとお互いが密着するぐらい折り曲げておく事。


次は挟む部分。
2mm厚ライオンボードを1cm×6cmに切った物である。


瞬着で自遊自在に先ほど切り出したライオンボードを写真のように貼り付ける。
ではなぜ自遊自在なのかをここであかすと、この折り曲げた部分を服裾などに
はさませるのだ。だから自遊自在にした。そして自遊自在なら折れる事がない!
これが一番の理由。キャストで抜いたやつは結局何本か折れたし。
(ちなみにハリガネじゃダメ?って思った人もいるかもしれないので解説しておこう。
ハリガネだと折り曲げるのが困難だったりとか、金属疲労で折れる事が懸念される(ただの心配しすぎの気もするが・・・)、
何よりこのような金色のハリガネを探すのも面倒くさいし、この太さのハリガネを探すのも面倒くさい。
といっても別に金属疲労で折れるほどグネグネとあれこれ弄り回す事もないので多少面倒だが、
ハリガネでも十分代用となりえるだろう。
正直使いなれてるから自遊自在にしたっていう理由が大きいw)


次に先ほどライオンボードを貼り付けた部分を持って、もう片方の手にはペンチをもち、
このように微妙に曲げる。
余談だが、この微妙な曲がり具合がクサビのデザイン的なかっこよさの一つだと思う。


先っぽのパーツを自遊自在にさせるように穴開け。
まずは目打ちで穴開ける、がこれだけだと入っていかないので、
その後筆の反対側等をおしこんで穴をひろげておいてやる。


開けた穴に瞬着を垂らして自遊自在をさしこむ。
これで完成じゃないですよ。


先っぽのパーツがカッターで整形した状態なのでガタガタ。
これでは見栄えがわるいのでライターであぶって熱したところに、
指で軽くおして整形する。
(火傷する恐れあるので、水等用意しておくこと。何かに押し付けるのもありかもしれないが、
個人的には指で押すのが一番やりやすい)
写真右は整形した状態。
  

というわけでこんな状態。
お好みに合わせてひっかけ部分の2mmライオンもライターであぶっておこう。
但し2mmなので火がつきやすいので注意。
(管理人は火がついたあげく他のやつにもえうつって4個をダメにしてしまったw)


ちなみにこういう作業を行う時のポイントは平行作業。
30個作るならまずは何かを30個切り出す、30個切り出す、・・・、30個組み立て
といったようにしたほうが絶対早い。
1個目切り出し、1個目組み立て、2個目切り出し、・・・、X個目組み立て〜
とかやってたら絶対効率悪い。


つうわけで約30個完成。これより塗装。


*塗装*
先に述べておくと、芯の部分の自遊自在部は塗りません。
だから金色にした。自遊自在は最近の研究では塗料がいずれはがれてくるので、
それならいっそ塗装しないほうが安定かなと思うので。

なわけなんで、塗装するのはライオンボード部分のみ。
で塗装なんだけど、今回も画材を使う。
けどジェルメディウムじゃなくて黒ジェッソを下地に使う。

クサビに黒ジェッソ、この時点で分かる人には誰の作り方を参考にしているか
バレバレだと思う。毎度毎度色々参考にさせてもらってます、ありがとうございます。
ジェルメディウムもいいけど、この黒ジェッソを下地によくつかっている人が2人は居るので
こっちも試してみたい!ということで今回は黒ジェッソで。


というわけで塗装終了。ジェッソを筆で塗りたくる。
ていうか、いきなり終了しちゃってますけど特に細かく説明する事もないしw
ああ、一つだけ言っておくと、塗装時は塗装しやすいように
写真のようにクリップに挟んで塗装していた。
とりあえず乾燥するまで放置


乾燥しますた。
乾燥したら塗装時に自由自在部にはみでたジェッソをツメでそぎおとした。
さすがに自遊自在のような物には定着しないと思っていたが、それなりに
食いついている(あくまでそれなりだが)
これを考えると触れる事がないような物ならそこそこ硬い物にも使えるかもしれない。


クサビを塗ったついでに、ロザリオも塗装。
このロザリオ、ホットボンドでフチドリを書いているがこのホットボンドに
黒ジェッソが定着するのだろうか?容器の注意書きには吸水性のあるもの以外は
無理っぽいと書いてあるが・・・。
と思いながらも試しにぬってみたらそれなりに定着している模様。
今回は実験の意味もかねているので余計な事考えずこのまま進める事にする。
後で剥げてくるようならその時対策考えりゃいいや。
(ホットボンド部にジェッソ塗りは予想以上に安定している。 2006/04/10 記)


と、ここで装着用のリングをつけるのを忘れていたことを思い出す。
裏面にこのようなリングをホットボンド盛り付けて固定する。
これが硬質素材ならパテで付けなくてはいけない。
軟質素材は本当らくだ。
  

というわけでこのロザリオも乾燥するまで放置。


・・・・


乾燥には個一時間程かかった。
というわけで続けて本塗装。
リキテックスのアンティークゴールドを激し目に塗りつける事にする。
ていうか色の種類まで参考にさせてもらってますw
本当助かりますw
写真だと一瞬だがこれまた1個ぬるのに1分弱はかかっている。
ていうか、ジェッソって塗装対象素材の色の隠蔽率は高いと思うけど、
表面のコーティング効果はあまりないのね。
ライオンボードのザラザラ感がそのままって感じ。
(それとももう一度ぬったりしたらいいのかな?)
感じ的には模型用サーフェイサーに近い気がする。
そのせいでライオンボードの表面の影響を多少受けているのか、
色がちょっとマット(艶消し)な感じにしあがった。
(そもそもジェッソ自体が艶消しであるが、ライオンボード自体の影響もあるような気がする)
ちなみにアベリーナの色は白黒ページにしかないのでわからない。
前回ではROMカラーともいえる銀色を使ったが、考えてみりゃロザリオがRAMカラーの金色なんで
それにあわせて金色にする。また後日行うアベルの修復や、新アベルの作成との兼ね合いも考えると
金色がよいだろう。


どうにもまだメリハリに欠ける気がしたので、
家にあったアクリルガッシュのライトゴールドで軽くカドを中心に塗装。
(写真じゃ上との違いはわからないと思う)
つうわけで完成!
このアンティークゴールドっていう色すごく(・∀・)イイ!! 
味わい深い色だねぇ・・・。画材の色ってのは本当模型用塗料と比較にならんよ。


*取り付け*
というわけで取り付け。
これは袖部の写真(って見たらわかるかw
まずはひっかけ部を開いて袖にひっかける。
それだけでも一応挟まっているので多少は固定されるが
さすがにそれだけでは取れてしまうので、
先っぽの根元のあたりを固定する事に。
針にテグス(釣り糸)を通して縫う事にする。
1本縫っていちいち糸切って・・・、ってやっていると切りがないので、
袖にあるやつ全部を1本のテグスで通すことにする。
まずは袖の裏側から始めて、袖の表側の先っぽの根元に針をだし、
先っぽをまたがせて、裏側に通したら、もう一度表側にだしてもう一週させたら、
隣のクサビへ以後繰り返し・・・、
ってこんな説明でわかってもらえるんかいな(笑
とりあえず写真をみてもらったほうがよいかと。
青い線は袖の表側、赤線は裏側をとおっていると思ってもらえばよい。
まぁ大体言いたい事は分かってもらえるでしょう。


というわけでこんな状態。
テグスは全然目立たないね。
ていうか現行のアベルのクサビもこうやってつければよかったんだよ・・・。
今更きづくなんて・・・。


ちょっと時間軸が前後するんで、まだ作ってないものが
ついているけど気にしないように。
これはコイフと、うーん、この部分はなんていえばいいんだ。
まぁとにかくこいつらはもう後で外す予定がないと思うんで
てっとりばやい付け方にした。
まずはひっかけ部分でひっかけるのは先と同じだが、
先っぽの裏側にホットボンドを塗って直接布にくっつけている。
これで取れる事はまずないだろう。
袖も跡で外す予定がないならこれでいいんだろうけど、袖は外す予定があるんだよな。


***首元プレート***
ここまで作ると首元のプレートだけ前作った硬質素材のやつってのは
おかしいと思うので作り直し。
まずはライオンボード5mmをこんな風にする。


ライターで後ろからあぶって曲げる。
そして真中のプレートのフチをホットボンドで書く。


裏側はこんな感じ。
ホットボンドで装着用の安全ピンをつけてある。


塗装。
これもまずは黒ジェッソ。
ちなみにどうやって手にもっているかというと、安全ピン部をクリップで挟んで
そのクリップを手にもっている。


ジェッソが乾燥したらクサビと同じように、リキテックスのアンティークゴー以下略w

ここまできたところでロザリオをぶらさげるためにリングをつけなければいけないことを
すっかり忘れていたことを思い出す。
ロザリオ側でも使ったリングをホットボンドで接着。
プレート側とロザリオ側の間にもう一つリングを通してお互いを合体。


というわけで完成。
ちなみに右のやつは以前のプラ板で作ったバージョン。
なんつうか、これみたらわかると思うけど無理してなれないプラ板使うより
慣れている物を使ったほうがいい物ができる。
というわけで使わなくなった右のプラ板製プレート、なんと今回はこれを1名様にプレゼント!
欲しい方はメールに「アベリーナのプレート希望」とかいて、
コスネームとHPを見た感想を書いて送信してください。
(冗談で書いたつもりが本当に希望者が現れたので差し上げましたw 2006/04/10 記)


以前買ったエステルの衣装についてたペチコート。
折角なんでこれを今度のアベリーナでは装着する事にする・・・。
ますます女装だと思われる・・・。(いやまぁ女装ではあるのだが・・・)



完全なる余談なのだが、今日片付けをしていたら片面のシリコン型がでてきた。
これにホットボンドいれたら複製できるのでは?と思いためしてみた。
写真はキレイにうつってないのであれだが、結構キレイに抜けた。
まぁ完全ではないが。
ここまで細かい物はともかくもっと小さい物なら使えるテクニックかもしれない。




SPECIAL THANKS
Hさん
クサビの塗装を参考にさせてもらいました。
これでまた一つ新たな下地材と出会えたので表現の幅が広がりそうです。
ジェッソって何?とかいってた頃が懐かしい(笑
ありがとうございました。



今回の制作の一番勉強になったのはやはり黒ジェッソ。
ジェルメディウムとは一味違った下地材だなと。
コーティング効果があまりないから擦れに対する耐久性はどうなんだろう。
まぁその辺は時の流れが教えてくれるので今はどうこう騒いでも意味がない。
とりあえずジェルメディウムとジェッソを上手く使いわけていくのがよさそうだ。
ていうかジェルメディウムとジェッソを混ぜてみるってのもありかも。
ジェッソの特徴は隠蔽性の高さだと思う、
かたやジェルメディウムの特徴はコーティング能力の高さだと思う。
二つまぜたらその二つの特性を備えた下地材にならないだろうか。
まぁこれらについての研究は、後日行うアベルの修復作業等において行うとしよう。


というわけでアベリーナ編は恐らくこれで終わり。
実はこのアベリーナの衣装を改造して新アベルにしようと思ってるんで、
もしかするとまたいずれ作る事もあるかもしれないけど、その時は同じ事の
繰り返しなんで何も更新しないだろうし。
まぁそんな訳なんで、

アベリーナ編 完


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