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ラテックス塗装後ラッカー塗装
関連文書
同コンテンツ内−ラテックス塗装
同コンテンツ内−お手軽!ジェルメディウム後ラッカー塗装
使用道具
 ハケ 紙コップ 割り箸 
使用材料
ライオンボード ラテックス ラテックス艶出剤 水性ペンキ
MR.カラータミヤスカラープレー等のラッカー塗料


・非常に頑丈な直接塗装方
この項を読む前に前項の「ラテックス塗装」を読んでない方はまずそちらを読んでもらいたい。
この項は前項を読んでくれている事を前提に話を進める。

これから紹介する塗装方法が現在の自分にとっては最高の直接塗装方法である。
(とクルースニク80%を作成し終えた頃は思っていた。)
では解説しよう。
とそのまえに一つだけ。
色々ためして便利な塗装方法を考えてきたんだけどやっぱりこの手法にも、
デメリットがあるのであまり過剰に期待しながら読まないでもらいたい。

・解説
まずはライオンボードにラテックス塗装を行う。
これに関しては前項を参照していただきたい。
そして塗装の際にはできるだけ最後に、艶出剤を塗っておいてもらいたい。
状態は完全乾燥状態でも見た目乾燥状態でも構わない。
以後は、ラテックス塗装および艶出剤を塗ったライオンボードがあるという前提で話をすすめる。


では解説。
艶だし剤が塗ってあるライオンボードに、ラッカー塗装をする。
簡略に言うと単にこれだけである。そのまんまじゃないかと思うかもしれないが、
とりあえず塗ればいいという物ではないのでそれについて解説する。

1.ラテックス塗装
ライオンボードにラテックス塗装をする際に使う色は出来れば、後の本塗装と同じ色に
しておきたい。
その理由は後ほど説明する。
といっても本塗装と同じ色を準備するのはなんだかんだで面倒くさいだろう。
パーツごとに色が違う場合は何色も必要となるだろうし。
そういう場合は後の色に合わせた色を用意しておくといいだろう。
鮮やかな色に仕上げるなら白、暗めの色に仕上げるなら黒。
とりあえずこの2色あれば十分やっていけると思われる。


2.艶出剤
ラテックス塗装が完了したら、余裕があるなら艶出剤を塗っておきたい。
艶出し材がサーフェイサーの役目をして多少ではあるが、発色がよくなる。
とくに後に塗装する色がツヤ有りの場合はなるだけ塗っておいたほうがよいだろう。
但し艶出剤のツヤは相当ピカピカなのであまりピカピカにしたくないという場合は、
塗らない方がよいだろう。

3.ラッカー塗装
艶出剤(もしくはラテックス)が見た目乾燥状態になったら塗ってもよい。
ここからパターンが異なるので分けて説明しよう。

パターン1 ラテックス自体の色と、異なる色を塗装する場合。
この場合はできるだけ、スプレーで塗装したい。
スプレーは安物スプレーだろうと、タミヤ−スプレーだろうと構わない。
試しに筆とスプレーで塗りくらべてみたのだが、スプレーの方が
塗膜の安定度が高いようである。
筆塗りの際は綺麗にムラなく塗るように心がけたい。
話が本題とそれたので、ここで本題に戻す。
ラッカー塗料が乾燥したら当然表面はラッカー層になるので、
ベタつきなどの不安定感がなくなり、手についたりといった問題も起きなくなる。
この作業により、完全乾燥まで1週間という待ち時間を短縮できるわけである。

ここまで聞くと非常に便利な手法に聞こえるが、一つだけ言っておかねばならない。
この手法だとライオンを激しく曲げると塗膜が割れてしまう。
まぁ塗膜が割れはするのだが、曲げた状態から元の状態に戻せば
割れているのもさほど目立たなくはなる。
(ただ少々ラテックスにシワが入るがこれは仕方ない)
以上の理由からこの手法はできれば可動しないような物専用の手法だと思ってもらったほうが
いいかもしれない。
まぁ曲げた時にちょっとぐらい割れる程度なら気にしないというのなら使ってもらっても
構わないだろう。

図1図2は今回の解説のために、サンプルとして作ってみた物である。
5mmライオンに白の水性ペンキとラテックスを混ぜた物を2回塗装した後、
艶出剤を塗った物の上にタミヤスプレーのゴールドを塗装したものである。
おもいっきり曲げると図1のように塗膜が割れる部分ができてラテックスの白が見える。
とはいえ、手を離せば元どおりの図2の状態になる。(ちょっとシワが入ってはしまうが)
この図2の状態を見て何もきにならないなら可動部に使ってもよいだろう。
  
図1                           図2

こちらは筆塗りしたもの。スプレー塗装にくらべて塗膜の状態にムラがあるためか、
割れがひどい。

図3

いずれにしろ可動部に塗装するのではないのならさほど気にせず行ってもよい手法だと
思われる。

パターン2 ラテックス自体の色が、最終的なパーツ色の場合
この場合はスプレー塗装ではなく、瓶入りのMR.カラーによるドライブラシを有効活用する。
ドライブラシだと薄塗りになって色があまり目立たないが、当然ながらラテックス自体と同じ色なので
薄塗りでラッカー自体の色が薄くても全く問題ないだろう。
そしてスプレー塗装に比べてはるかに薄塗りになるので、ライオンボードを曲げたところで、
パターン1の塗膜が割れるという問題も発生しない。
(もしかすると多少は割れているのかもしれないが、結局同じ色なのでそれに気付かないのかも)
もちろん、ドライブラシとはいえラッカー塗料の層ができるので、ベタつきなどの不安定感もなくなる。
上記の理由からできるならばラテックスの色を、最終的なパーツ色にしておくと可動部にも対応できる。
パーツがあまりにも大きい場合は、ドライブラシは大変なのでスプレー塗装でも
よいだろう。なんだかんだで同じ色なので曲げた時に塗膜が割れていようとまったく気には
ならないはずだ。

補足
同じ色の塗料が無いという場合は、軽くクリアスプレーを吹き付けておくだけでも、
効果はあるだろう。

パターン3 汚れを意識した鉄系色パーツを作成する場合
これは、下記の作例をみてもらった分かると思うが、鉄のパーツの際に使える手法である。
基本的には汚れは黒になるのでラテックス自体は黒にする。
そしてラテックスが乾燥後は艶出し剤を塗り、それも乾燥したら黒で全体をドライブラシして、
塗膜を安定させる。
その後鉄系色で全体をドライブラシしていくことにより、汚れを感じさせる鉄系色塗装が可能
である。

補足 塗装する際のライオンボードの状態
ライオンボードを熱加工で曲げてから使う場合はその曲げた状態で
塗装を行う事。まっすぐの状態でラッカー塗装までしてその後曲げたら塗膜は必然的に
割れてボロボロになるだろう。

まとめ
塗装する物が激しく可動しない物、また可動部が図1のような状態になるのが
気にならない人ならパターン1を利用するとよいだろう。
激しく可動する物の場合はパターン2を利用する。
パターン3は下記の作例を見て、使いどころがあると思ったら使うとよいだろう。
・作例
アベルの銃。パターン2を利用。
黒のラテックスで塗った後に、全体を艶消し黒でドライブラシ。
その後細かなパーツをそれぞれの色で塗装し、最後に銀色で軽くドライブラシして
塗装が剥げたような状態仕上げた。


  
図4                  図5

図6

Axエンブレム。パターン3を利用。
  
図7               図8

背中パーツ。パターン3を利用。
  
図9               図10

翼。パターン2を利用。
これはあまりにも大きくてドライブラシなんてやってられなかったので、
全体に軽く黒のスプレーを吹き付けた。
軽くふきつけただけだが、結構安定するものである。

図11

アベルの爪 パターン3を使用。
数が多くてドライブラシは大変なので、ラッカーのツヤ消し黒は普通に軽く筆塗りした。
可動するようなパーツではないので、現在も塗膜には特に問題は現れていない。
    
図12                図13                   図14

図15
・最後に
なんだかんだでまだラテックス塗装については、まだまだ煮詰まっていない。
なんせアベルの時から使いはじめただけなので・・・。
正直上記の内容も、実際そう長く使いこんだ物があるわけじゃないので、
月日の流れで何か問題がおきるかもしれない。
そもそも正直言うと、パターン1は今回のために研究しただけで実際に着用しているパーツに対して
使った事はなかったりする。
なのでこの項に書いてある事にあまり保証できた内容でないことを理解しておいてもらいたい。
ラテックス塗装については今後も研究を重ねていくつもりなので、
新しい事が分かり次第追って報告する。


 ・
 ・
 ・

そんな風に思っていた時期が俺にもありました。
(上記を執筆した時はアベルクルースニク80%が完了した直後、今現在はそれから1年半後)
今ではラテックス塗装よりもっと便利な直接塗装を見つけてしまった。
それがお手軽!ジェルメディウム後ラッカー塗装である。
手軽さを考えれば直接塗装の手法はこれが多分最強である。

最後に一つ。
結局ラッカー塗装しようとラテックスが腐るという事実は変わらないだろう。
なんだかんだでラテックスは永遠不滅の物ではないという事も忘れないでほしい。

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